社会人になってから勉強しなかった人の末路は？勉強を習慣にするために必要なのは『やる理由』

今回は「社会人になったけど勉強ってしなきゃいけないの？」と感じている若手社会人のあなたへ、勉強しない社会人の末路と対策について紹介します。

勉強をしたいなら自己分析をして勉強する理由を作ろう！

勉強しない社会人の末路５選

結論、勉強をしなかった社会人は、将来のキャリアや人生の自由度を狭める結果になります。

特に30代後半からその影響が顕著になり、停滞感や無力感を感じる場面が増えるでしょう。

たどる末路は下記の５つです。

社会は常に変化しており、新しい知識やスキルが求められています。

勉強をしないことでこの変化についていけず、気づかないうちに知識やスキルが時代遅れになることがあります。

結果、仕事の選択肢や収入の減少、自己肯定感の低下が重なり、人生全体に悪影響を及ぼしがちです。

末路1：知識がなく人生で損をする

勉強しなかった社会人の末路1つ目は「知識がなく人生で損をする」です。

学びを止めた人は、意思決定の場面で必要な情報や知識が少ないため、チャンスを逃したり不利益を受けやすくなります。

例えば投資や税金に関する知識がないと、余計な費用を払ったり資産を増やす機会を失います。

また情報に流されやすくなり、不必要な商品やサービスを購入してしまうこともあります。

これらは、知らないことが原因で人生全体に損をもたらします。

「友人から聞いたおすすめ投資に全財産をつぎ込んだものの、後から詐欺だとわかってしまった」という話を耳にしたことはありませんか？ これは知識不足の典型例です。

末路2：できることが少なくキャリアが停滞する

勉強しなかった社会人の末路2つ目は「できることが少なくキャリアが停滞する」です。

学びを止めると新しい仕事のチャンスを得るために必要なスキルが不足し、キャリアアップの可能性が減少します。

社会人としてのキャリアはスキルの成長とともに進展します。

しかし勉強しないとスキルが時代遅れになり、同僚や後輩に追い抜かれることも。

結果として昇進や異動の機会を逃し、キャリアの停滞に直面します。

「プレゼンを頼まれたけど、基本的な資料作成のスキルがなく、上司に丸投げして評価を下げられた」というケースがあります。

末路3：同じことしかできず仕事がマンネリになる

勉強しなかった社会人の末路3つ目は「同じことしかできず仕事がマンネリになる」です。

新しいスキルや知識がないと仕事の幅が狭まり、日々の業務が単調で退屈なものになります。

学び続けることで、新たな作業方法や仮説が生まれ、新しい挑戦や工夫を取り入れる余地が生まれます。

しかし、学ばないと新しい提案や改善ができず同じ業務の繰り返しが続きます。

これにより日々同じことをしているとモチベーションの低下や離職意欲の増加にもつながります。

「毎日仕事と家の往復でつまらない」という話はよく聞きます。

末路4：市場価値が低下し、ますます動けなくなる

勉強しなかった社会人の末路4つ目は「市場価値が低下し、ますます動けなくなる」です。

勉強の習慣がなく、日々同じことを取り組んでいるとスキルが限られ、職人レベルでない限り市場価値が下がりがちです。

市場価値が低い人材は、転職や新しい仕事に挑戦する選択肢が限られ、行き詰まる可能性があります。

市場価値はスキルや知識のレベルで決まります。

特に社会が進化する中で、デジタルスキルや専門性の不足は致命的です。

結果として自分の市場価値が低下し、転職市場での評価が低くなることで、選べる道が少なくなります。

「リストラされた後、資格やスキルがなく再就職先が見つからず困った」という状況に陥ることも珍しくありません。

末路5：できることが少なく、自己肯定感が低下していく

勉強しなかった社会人の末路5つ目は「できることが少なく、自己肯定感が低下していく」です。

学びを止めることでできることが減り、結果自信を失い、自己肯定感が低下することがあります。

新しいことを学び成長する経験は、自信や達成感につながります。

反対に学ばず成長を実感できないと「自分は何もできない」という感覚が強まり、自己肯定感が低下してしまいます。

「新しいシステム導入時に何もできず、後輩に頼ってばかりで肩身が狭くなった」という例が典型的です。

ぶっちゃけ社会人ってどのくらい勉強してるの？

令和3年社会生活基本調査によると、有業者の研修や学業を除いた「学習・自己啓発・訓練」に費やした時間は平均わずか7分にとどまっています。

勉強している人は週平均で約２時間勉強していますが、約96％の人は勉強時間が0分と極端に少ないのが要因のようです。

出典：令和3年社会生活基本調査（総務省統計局）

社会人が勉強しない理由３選

順に解説していきます。

社会人が勉強しない理由１：モチベーションが湧かない

社会人が勉強しない理由1つ目は「モチベーションが湧かない」です。

そもそも「勉強しなければ」と感じても、やる気が出ないことが原因です。

多くの社会人が、目の前の仕事や日常に追われて「なぜ勉強をする必要があるのか」を明確にできていません。

目標やメリットが見えないため、モチベーションが続かず、勉強を始める前に諦めてしまうケースが多いのです。

「資格を取ると言いながら3日で挫折。結局1年後も同じレベルの仕事をしている」という人は珍しくありません。

社会人が勉強しない理由２：何をしたら良いかわからない

社会人が勉強しない理由2つ目は「何をしたら良いかわからない」です。

いざ勉強しようと思っても、具体的に何を学ぶべきかがわからず手が止まります。

目指すべきゴールや学ぶ分野が曖昧だと、情報が多すぎて選べなくなります。

例えば「キャリアアップに役立つことを学びたい」と考えても、プログラミング、英語、ビジネススキルなど選択肢が多岐にわたり、迷ってしまうのです。

「まず本屋に行ったけど、どれを買えばいいかわからず、結局何も買わず帰ってきた」という話をよく聞きます。

社会人が勉強しない理由３：そもそも勉強する時間がない

社会人が勉強しない理由3つ目は「そもそも勉強する時間がない」です。

勉強したいと思っても、忙しい日常の中で学びに割ける時間を作れません。

仕事や家事、育児などに追われると、「まとまった時間を作らないと勉強できない」と感じてしまい、結局何も手をつけないことが多いです。

しかし実際には、やる理由が見つかれば今までダラダラとやっていたことをやめることで時間を作ることができます。

「毎日忙しいと言い訳をして、YouTubeを3時間見て1日が終わった」という例は耳にします。

これは勉強したい気持ちよりも、YouTubeをみるほうが良いと感じているからかも知れません。

勉強しない社会人が勉強を継続するには何を意識したらいい？

結論として、勉強を継続するためには「やる理由を明確にする」ことが大切です。

やる理由を明確にするには、以下の3つのステップで理由を見つけていきましょう。

やる理由を明確にするステップ１：自分のなりたい姿を考えよう

やる理由を明確にするステップ１つ目は「自分のなりたい姿を考えること」です。

「どんな自分になりたいのか」を具体的にイメージすることが、勉強の継続につながります。

目標が不明確だとモチベーションは続きません。

理想の自分を思い描くことで、勉強が意味のある行動に変わります。

やる理由を明確にするステップ２：自分の価値観や強みを知ろう

やる理由を明確にするステップ2つ目は「自分の価値観や強みを知ること」です。

自分の価値観や強みを理解することで、何を勉強すべきかが見えてきます。

自己理解が浅いままでは、勉強内容が他人任せになりやすいです。

とはいえ、他者からオススメされても腑に落ちないものはやらないですよね。

そんな中、自分が大切にしている価値観や得意分野を知れば、モチベーションが湧くテーマを選べます。

例えば「人を助けることが好き」が価値観なら、カウンセリングや人材育成の勉強が候補になります。

やる理由を明確にするステップ３：なりたい状態に不足しているスキルを知ろう

やる理由を明確にするステップ3つ目は「不足しているスキルを知ること」です。

自分自身の価値観や強みを知り、なりたい姿がわかってくると、今そのなりたい姿に足りないスキルや経験がわかってくると思います。

その今の自分に足りないスキルを明確にすることで、学ぶべき内容が明確になります。

「何を勉強すればいいのかわからない」と悩む人は多いです。

自分のキャリアや目標に照らし合わせて、必要なスキルをリストアップすることで、勉強内容が具体的になり行動に移せます。

例として、ITスキルが不足しているなら、プログラミングやデータ分析を学ぶのが効果的です。

若手社会人の今、勉強すべきことは何？

結論としては、「何を勉強してもいい」です。

仕事が好きなのであれば仕事のスキルを磨くのはいいと思いますし、お笑いやスポーツが好きならそのジャンルを学ぶのもオススメです。

もし思いつかないのであれば、以下のステップに沿って、勉強したいものを見つけることから始めましょう。

勉強したいものを見つけるステップ１：自分自身についてを深く知る

若手社会人が勉強したいものを見つけるためにすべきこと1つ目は「自分自身についてを深く知る」です。

自己理解は学ぶべきテーマを見つける第一歩です。

自己理解を深めることで、自分が本当に興味のある分野や必要なスキルが明確になります。

自分の価値観や強みを知ることで、周囲に流されるのではなく、自分に合った学びを選べるようになります。

具体的には自己分析ツールを活用して、じっくりと自分と向き合い、どんな姿になりたいのかを考えるのがおすすめです。

勉強したいものを見つけるステップ２：理想の生き方をしている人の本やYouTubeを見る

若手社会人が勉強したいものを見つけるためにすべきこと2つ目は「理想の生き方をしている人の本やYouTubeを見る」です。

他人の成功例や考え方を学ぶことで、新たな興味や目標が見つかります。

本やYouTubeを見ていくなかで、「この生き方は違うかも」「こんな生き方が理想」という人に会えるかもしれません。

憧れの人や理想の生き方を実現している人がみつかれば、その人の本や動画を通じて、価値観やスキルに触れることができます。

これにより「自分もこうなりたい」という目標がより明確になります。

また視野が広がり、これまで気づかなかった学びのテーマを発見できるチャンスです。

勉強したいものを見つけるステップ３：なりたい姿に必要な資格やスキルを学ぶ

若手社会人が勉強したいものを見つけるためにすべきこと3つ目は「なりたい姿に必要な資格やスキルを学ぶ」です。

自分の価値観や強みを理解し、モデルになる生き方がわかったのであれば、実現に向けて具体的なゴールを設定し、それに必要なスキルを身につけていきましょう。

自分の目指す方向性に必要なスキルや資格が明確になれば、学びにも目的が生まれモチベーションを保ちやすくなります。

また資格取得やスキル習得は目に見える成果が得られるため、自信にもつながります。

ただし選ぶ際には手段が目的にならないように「なりたい姿実現のために、本当にこの資格やスキルは必要か」を冷静に判断することが重要です。

まとめ：若手社会人の今、勉強しない末路を知り、勉強する理由を作ろう！

今回は「社会人になったけど勉強ってしなきゃいけないの？」と感じている若手社会人のあなたへ、勉強しない社会人の末路と対策について紹介しました。した。

勉強しない社会人は来のキャリアや人生の自由度を狭める結果になります。

特に30代後半からその影響が顕著になり、停滞感や無力感を感じる場面が増えるでしょう。

ただ勉強しようにも何をしたらいいのか、そもそも勉強したくないという思いも生まれがちですよね。

そんな時はやる理由を見つけることから始めていきましょう。

やる理由を見つけるのに自己分析はオススメです。

自分の価値観や強み、弱みを知り、やりたいことを見つかったら自然と勉強する習慣が生まれるでしょう。

まずは自分の「やる理由」を見つけて取り組んでいきましょう！